この度本学会は、(公財)日本医療機能評価機構の後援を得て、標記意見交換会を7月13日(水)に開催する運びとなりましたのでその旨ご案内申し上げます。
平成9年のPubMedインターネット無料公開が一つの転機となって、世界中で研究成果が論文として公表される医療情報の洪水と呼べる状況の中、診療ガイドライン(Clinical Practice Guideline:CPG)作成の方法論も研究され進歩してきました。
本邦におけるCPGの作成と普及は、(公財)日本医療機能評価機構が平成14年度にEBM普及推進事業(Minds)を開始し、信頼性や作成プロセスの普遍性が高いとされるCPGを公開したことが大きな動きとしてあげられます。
歯科領域では、厚生労働省の「歯科診療所における歯科保健医療の標準化のあり方等に関する検討会」にて歯科領域のCPGのあり方が議論され、CPG作成の基本方針が報告されました(平成20年7月10日)。そして、Minds開始から7年後の平成21年、本学会が「歯科診療ガイドラインライブラリー」をホームページ上に掲載し、所属分科会が作成したCPGをリンク集の形で収載開始しています(※Mindsは歯科・口腔領域のCPGも収載している)。
今回の意見交換会では、この分野の最前線で活躍される方々をお招きし、CPG作成方法に関して、世界的潮流を含めた最新情報を提供します。CPG改訂の課題や、臨床現場での活用について、CPG作成者、臨床教育の担当者の意見交換を行う予定です。
CPG作成に携わる方、CPGを利用する方(一般の方を含む)の多数の参加をお待ちしております。
【開催概要(PDFファイル)】 (134KB)
【開催告知用リーフレット(PDFファイル)】 (317KB)
【参加申込書(Wordファイル)】 (87.4KB)
[名 称]
日本歯科医学会 診療ガイドライン作成者意見交換会
[主 催]
日本歯科医学会 歯科診療ガイドラインライブラリー収載部会
[後 援]
公益財団法人 日本医療機能評価機構
[開催の背景]
歯科領域の診療ガイドライン作成者への情報提供、
並びに臨床研修における診療ガイドライン活用に係る意見交換
[内 容]
Mindsの掲載基準の現状と今後の展望
医科臨床研修現場での診療ガイドライン活用、教育事例
GRADEを用いた診療ガイドライン作成の事例
歯科臨床研修の現場で、今後診療ガイドラインをどう活用するか
[開催日時]
2016年7月13日(水)14:00~17:00
[開催場所]
歯科医師会館大会議室(東京都千代田区九段北4-1-20)
[参加対象者]
診療ガイドライン作成に携わる方
診療ガイドラインを利用する方(一般の方を含む)
[参加費]
無料
[参加登録方法]
事前登録制:定員200名(先着順)
登録受付期間:2016年5月16日(月)から~同年6月15日(水)
参加申込書に必要事項をご記入の上、E-mailまたはFAXにてお申込みください。
[問合せ先]
日本歯科医学会事務局 E-mail:jda-jads@jda.or.jp