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活動内容/学術講演会

日本歯科医学会 平成26年度学術講演会

メインテーマ
全身の健康を支える歯科医療
           これからの高齢者歯科医療
○ポスター【PDF】
 
○事前抄録【PDF】

基調講演
「高齢者歯科医療の現状と課題」
  • 森戸 光彦  (鶴見大学名誉教授)
  • 柿木 保明  (九州歯科大学附属病院長、
                      老年障害者歯科学分野教授)
サブテーマ1
「高齢者にやさしい補綴治療」
  • 佐藤 裕二  (昭和大学歯学部高齢者歯科学講座教授)
  • 小正  裕   (大阪歯科大学高齢者歯科学講座教授)
サブテーマ2
「高齢者に求められる保存治療」
  • 福島 正義  (新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔保健学分野教授)
  • 千田  彰   (愛知学院大学歯学部保存修復学講座教授)
シンポジウム
各々の講師を含めて

【企画意図】

 医療とは、これを行う者のために在るのではなく、これを受ける者のために在ります。歯科医療も例外ではなく、従前にも増して患者の期待に応え、さらには全身の健康に寄与するものとして在ることが望まれます。
 平成19年総務省発表の人口推計によると、我が国の65歳以上の人口は21.5%を示し、今や高齢化率14-21%の“高齢社会”ではなく、同率21%以上の『超高齢社会』に突入したことが明らかになっています。また、平成62年には同率35.7%が見込まれ、日本人の1/3以上が高齢者となる時も遠くではありません。さらに、平成22年の世界高齢化率トップ3に目を向けてみますと、日本23%、イタリア21%、ドイツ20%であり、我が国の『超高齢社会』は、高齢者数・高齢化スピード・平均寿命を含め、世界で類を見ない実態となっていることが確認できます。
 したがって、我が国における高齢者を対象とする歯科医療は、諸外国の事例を参考に対処することは叶わず、我われ日本の歯科医師による対応が、グローバルデザインになるといっても過言ではありません。
 そこで平成26年度の学術講演会では、高齢者歯科医療の現状を冷静かつ客観的に見極め、今後の対応を見据えた具体的課題についての明確化を図ることとします。あわせて、高齢者にやさしく、かつ高齢者に求められる実践的な補綴・保存治療に焦点をあて、今後の診療に活かしていただくことを目的に、今回のテーマを企画します。


【講演主旨】

◆基調講演 「高齢者歯科医療の現状と課題」

 在宅高齢者や入院療養患者の口腔衛生管理が歯科抜きでは考えられない時代を迎え、「口腔機能管理」が重要な課題となってきています。口腔環境や口腔機能が十分でない高齢者に対して、口腔衛生処置を施すことにより、単に「口の中が綺麗になった」だけではなく、口腔がもっている本来の機能がかなり蘇ってくるという体験をすることは、日常となってきました。しかも、その結果として、全身的な疾患に対する治療効果が向上し、患者本人のQOLが高まり、また、家族の負担が軽減するなど、その効果は絶大と言えます。
 高齢者人口が増加し、診療所に通院できなくなった患者(通院困難者)が増加しています。かなり長い期間、口腔は放置され、口腔衛生状態も無防備のままの状態です。一般的に、歯も磨くことができず、口をすすぐことすらできない生活が、1週間だけでも続けられるでしょうか? それらの患者さんは、通院困難になってからの期間、その様な状態が長らく続いているのです。口腔内のことが忘れられているのです。本来、「口腔清掃」は自分自身の仕事として、子どもの頃から教えられ、「自立」のバロメータとも言われています。
 外来診療では、やがて来るかもしれない「通院困難な状況」に備えて、数年後あるいは十数年後を見据えた診療方針と治療方法を選択することが求められています。

<キーワード>:

  1. 社会的ニーズ
  2. 全身疾患と歯科治療
  3. 連携医療
  4. 口腔機能管理
  5. 通院困難者


◆サブテーマ1 「高齢者にやさしい補綴治療」

 高齢者に対する補綴治療は、その加齢に伴い、広範囲にわたる欠損さらには無歯顎と咀嚼機能の回復が求められています。また、全身疾患を有する場合や要介護を必要とする患者さんもおり、少なからず治療の制約があります。くわえて、多様を示す口腔内に対しては、可能な限り負担をかけない治療が必要となってきます。さらに、固定式か可撤式か、個々の状態によって異なる治療法の熟考が必要となります。
 そこで、サブテーマ1では、補綴処置法の選択と考え方や患者さんにとってやさしい補綴治療とは何かを解説していただきます。また、将来起こり得るトラブルに対処しやすい補綴治療、さらにはメンテナンスについても伝えていただきます。

<キーワード>:

  1. 高齢者への補綴処置法の選択と考え方
  2. 高齢者にふさわしい義歯設計
  3. 高齢者に求められる審美


◆サブテーマ2 「高齢者に求められる保存治療」

 高齢者の残存歯数が増加傾向にある一方で、歯肉退縮あるいは加齢に伴って生じる根面う蝕、狭窄した歯髄腔、摩耗症や咬耗症など、残存歯の保存処置に際し、適切な対応が求められるケースが増えています。とくに、頻繁な通院が困難な在宅の要介護高齢者の場合は、全身的な問題から抜髄や抜歯などの侵襲的処置を施す上で、慎重な判断が求められます。また、口腔清掃が上手くできない高齢者は、口腔衛生状態が劣悪なことが多く、歯周病の悪化だけでなく、誤嚥性肺炎の発症にも影響することが指摘されています。さらに、高血圧や糖尿病などの高齢者に治療を施す場合には、医科との連携の推進が叫ばれています。
 そこで、サブテーマ2では、高齢者に求められる適切な保存治療法の選択や考え方について解説していただきます。また、高齢者特有の歯科疾患への対応や外来診療時の留意点についても伝えていただきます。

<キーワード>:

  1. 高齢者への保存治療法の選択と考え方
  2. 高齢者のう蝕とくに根面う蝕への対応
  3. 高齢者を対象とする外来診療

注)講師は開催日の都合により一部変更となる場合があります。

開催会場:奈良県歯科医師会館(奈良県)
共   催:奈良県歯科医師会
       (Tel 0742-33-0861)
開催日時:平成26年9月7日(日)
基調講演:柿木 保明
サブテーマ1:佐藤 裕二
サブテーマ2:福島 正義


開催会場:長崎県歯科医師会館(長崎県)
共   催:長崎県歯科医師会
       (Tel 095-848-5311)
開催日時:平成26年9月20日(土)
基調講演:森戸 光彦
サブテーマ1:小正 裕
サブテーマ2:千田 彰


開催会場:長野バスターミナル会館(長野県)
共   催:長野県歯科医師会
       (Tel 026-227-5711)
開催日時:平成26年10月19日(日)
基調講演:柿木 保明
サブテーマ1:佐藤 裕二
サブテーマ2:福島 正義


開催会場:千葉県歯科医師会館(千葉県)
共   催:千葉県歯科医師会
       (Tel 043-241-6471)
開催日時平成26年11月30日(日)
基調講演:森戸 光彦
サブテーマ1:小正 裕
サブテーマ2:千田 彰


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